日本の未婚セックスレスは占領軍フェミニズムが原因だった

 

愛の新世界を築くために、まず募集したい人材は女性に愛を与える能力のある男です。しかし残念ながら日本には元気な男が大幅に減少しました。日本の未婚とセックスレスが認知されるようになってから、およそ15年が経過しています。「負け犬の遠吠え」が流行語になったのは2004年、「婚活」が2007年、「草食男子」が2008年。しかしこの問題に正面から取り組む動きはどこにも見えません。統計によると1992年から2015年の間に、18~39歳で性交渉の経験がない日本女性(処女)が21.7%から24.6%に、日本男性(童貞)は20%から25.8%に増加したそうです。

ではなぜ日本男子は草食化してしまったのか? 直接的な理由は女性との恋愛が割に合わないからでしょう。草食男子を「平均的な学歴や経済力がありながらも女性に興味がない男たち」とすると、彼らにとって恋愛の価値はどの程度のものか? 学歴競争に参加し、経済的な安定も手に入れ、容姿の面でも自分を磨き、女性をスマートにデートに誘い、デート代も負担して、それで何を得る? セックスを手に入れる? 射精快感をコストパフォーマンスで考えればAV見てオナニーの方が圧倒的に優秀です。AVはネット接続料しかかかりません。愛情と結婚を手に入れる? 男を選ぶ際に学歴や年収ばかり気にする女性に愛情など期待できるでしょうか? 年収を気にする女性は夫が職を失えば離婚を考えます。当たり前です。結婚した男は妻子のために働かされて、家事や育児も手伝わされて、離婚となったら子供は取られて養育費だけ請求される。結婚はセックスよりもコスパが悪く、下手をすると地獄です。こうして考えると、日本男子が草食化した理由の裏にはフェミニズムがあることがなんとなく想像できます。では日本のフェミニズムはどこから来たのか? 日本のフェミニズムは第2次大戦後の占領政策が発端です。まずここを調べてみましょう。

マッカーサー率いる占領軍にとって、太平洋戦争に敗れた日本を民主化することは最優先事項でした。第2次大戦後のソビエトとの対立を予想していたアメリカは、日本を自由主義陣営に組み入れて「不沈空母(中曽根康弘の言葉)」にしたかったのです。日本民主化の中でも女性解放は中心政策の一つでした。

U.S. Occupation of Japan

新任挨拶のために総司令部を訪れた幣原首相に、マッカーサーの会談記録および会談の中でマッカーサーが口頭で五大改革指令を伝えた。(1) 女性の解放 (2) 労働者の団結権の保障 (3) 教育の民主化 (4) 秘密警察の廃止 (5) 経済の民主化である。

連合国軍占領下の日本

 

マッカーサー元帥が要求した最初の項目が女性解放だったとすると、それがいかに重要だったかが分かります。しかしここで一つ疑問です。日本は本当に女性差別の国だったのか?

日本は古来から女性尊重の国でした。八百万の神々で最高位に位置しているアマテラスは女神です。邪馬台国の王、卑弥呼は女王です。平安文学の最高峰は女性によって書かれています。西洋から日本にやってきた初期の西洋人は16世紀の宣教師たちですが、彼らは日本女性が西洋の女性と較べていかに自由で権利を認められいたかを本国に書き送っています。ポルトガル人宣教師、ルイス・フロイスのレポートから抜粋します。

1. ヨーロッパでは、未婚女性の最高の栄誉と財産は貞操であり、純潔が犯されないことである。日本女性は処女の純潔を何ら重んじない。それを欠いても、栄誉も結婚(する資格)も失いはしない。

29. ヨーロッパでは、夫が前方を、そして妻が後方を歩む。日本では、夫が後方を、そして妻が前方を行く。

30. ヨーロッパでは、夫婦間において財産は共有である。日本では、各々が自分の分け前を所有しており、ときには妻が夫に高利で貸し付ける。

31. ヨーロッパでは、妻を離別することは、罪悪であることはともかく、最大の不名誉である。日本では、望みのまま幾人でも離別できる。彼女たちはそれによって名誉も結婚も(する資格)も失わない。

32. (ヨーロッパでは)墜落した本姓にもとづいて、男たちの方が妻を離別する。日本では、しばしば妻たちの方が夫を離別する。

33. ヨーロッパでは、ひとりの親族が(女)が誘惑されても、(その奪還のため)一族全部が死の危険に身をさらす。日本では、父母兄弟が見て見ぬふりをし、そのことをあっさりと過ごしてしまう。

34. ヨーロッパでは、娘や処女を(俗世から)隔離すること、はなはな大問題であり、厳重である。日本では、娘たちは両親と相談することもなく、一日でも、また幾日でも、ひとりで行きたいところに行く。

35. ヨーロッパでは、妻は夫の許可なしに家から外出しない。日本の女性は、夫に知らされず、自由に行きたいところに行く。

45. 我らにおいては、女性が文字を書く心得はあまり普及していない。日本の貴婦人においては、もしその心得がなければ格が下がるものとされる。

戦国時代の日本女性が中世ヨーロッパの女性と較べていかに自由で、なおかつ財産権を認められていたかがわかります。日本の男女同権を示す証拠はほかにもあり、杉本鉞子(えつこ)の「武士の娘」という第一級の歴史文書がそれです。明治維新期に越後長岡藩の家老の家に生れ、1890年代に結婚のため渡米した杉本は日本の生活を紹介した本を執筆します。1925年に出版された彼女の本はアメリカでベストセラーになり、各国語に翻訳されました。本の中で彼女はアメリカ女性が日本女性と較べていかに金銭的に不自由な状態にあるかを見て驚くと同時に哀れんでいます。引用が長いと思う人は太字部分だけ読んでください。

アメリカへ来て、どうしても馴染めないものの一つは、 婦人と金銭に対する不真面目な態度でありました。あらゆる階級の男女、新聞、小説、講演、時としては教会の講壇から諧謔(かいぎゃく)まじりであったにせよ、女が靴下の内にお金を貯えるとか、夫にねだったり、友達から借りたり、何か秘密の目的でそっと貯金したりするというような、おかしい話を暗示されました。おそらく貯えたお金で、客間のカーテ ンを買ったり、夫の誕生日の贈物を購ったりするのであり ましょうが、こんな冗談が、私には合点がゆきませんでし た――そして、時が経つにつれて、色々のことから、この冗談の中に、きびしい事実が根本に横わっているのではな かと思いつき、ますます判らなくなるばかりでございました。 私共の村は小そうございましたから、互いの私事にまで興味を持っていましたので、私も大抵の方とお知合になりました。ここの婦人方は教養のある方ばかりかと思っておりましたが、誰方も一様に金銭についての無責任を平気で口に出しておっしゃいました。身装もよく、お金にも恵まれた方のように見えるのですが、責任ある判断をして、自由に財布の口をゆるめるということがありませんでした。 ある時、教会のバザーで、私も売手に廻っておりますと、 数人の婦人方が、廊下を歩き廻ったり、売店をのぞいたりしたあげく、小さな安物ばかりを買い、高価なものには手も触れず「あとで主人が来たら買わせましょう」とか「男の人が来ると、高いものが売れますよ」とかおっしゃるのでした。日本では、男の人が家庭の品物を買うということは、聞いたこともありませんでした。 またある時、友達と一緒に買物に出かけましたら、途中でその人は夫の事務所へよって、入用だけのお金を貰って来ましたので、ずいぶんおかしなことだと思っていましたが、もっとひどいのは、「母上」と私とで教会の婦人会に 出席した時でありました。この集りでは、何か臨時の支出 のために、寄附をつのることになっていたのでした。婦人会では最近、相当な金額を夫の懐から支出してもらっていましたので、この時は銘々、夫に貰わずに、五ドルずつ持寄ることになっていました。そこで、このお集りで、皆さんがその五ドルを出す時に、どうして手に入れたかを冗談まじりにお話になりました。大抵は、少しずつ、色々な方法で、 貯金したということでありましたが、ある人はこのために、 「大変な犠牲を払った」と前置きしてから、「買ったままで、 一度も彼らないでいた帽子を、帽子屋へ持って行って、五ドル安いのと取替えた」とお話になりました。又、ある人は 他人様から頂いていた芝居の切符二枚を売ったとおっしゃられ、余り豊かでないある会員は、一週間、暇をみては、 あるお金持で会員でない家庭の子供の靴下つぎをしたが、 これからもう一週間しなければならないと、おもしろおかしくお話になりました。 こんなにして、お話を聞いていますと、大変おもしろくて、私は、日本の歌留多会を思い出しておりました。が、 もちろん、このお集りはずっと陽気で、話題もくだけたも のでありました。ところが身装も立派な美しい婦人が立って、貯金の仕方も知らず、お金を儲けるすべも知らず、さりとて、勘定書の数字をごまかすことも、夫にねだることもできなかったので、残されたたった一つの方法をとって、 夫が寝ている間に、ポケットから無断で持って来たと話されますると、一座は湧き返るにぎやかさでしたが、私は悲しくなってしまいました。「残された、たった一つの方法」 だと、お話になってからは、今までのお話が、みんな悲劇 のように思われてなりませんでした。婦人が自由で優勢な、 このアメリカで、威厳も教養もあり、一家の主婦であり、 母である婦人が、夫に金銭をねだったり、恥しい立場にまで身を置くということは、信じられそうもないことであります。

いかかでしょう? これらの資料を読めば、日本が女性差別の国であるどころか、逆に女性尊重の国だったことがわかります。ではなぜ占領軍は敗戦国の日本に女性解放を要求したのか? 

日本は非欧米諸国の中で初めて欧米化し、そして欧米と戦争した国です。第2次大戦当時、欧米は日本の文化をほとんど知りませんでした。日本の文化研究の出発点とされているのはルース・ベネディクトの『菊と刀』です。アメリカ人文化人類学者のベネディクトは日本との戦争がはじまると軍の戦争情報局に招集され、対日戦争および占領政策にかかる意思決定を担当する日本班チーフとなりました。そして日系移民などとの交流から日本文化を解明し、『菊と刀』を書き上げました。『菊と刀』には「恥の文化」の指摘などすぐれた部分は多々あります。しかし日本における男女関係については研究対象外でした。つまり占領軍は日本の男女関係については何も知らなかったと言えるでしょう。ではなぜ占領軍は日本の文化の男女関係について何も知らないままに女性解放を押し付けたのか?

歴史研究者には知られた話ですが、日本占領政策にはニューディールの影響がありました。ニューディール政策とはルーズベルト大統領が世界恐慌の際に実施した政府が積極的に市場に介入する政策で、急進的とも共産主義的ともいわれた政策です。なぜ日本占領政策がニューディール的になったのかは諸説があって、ここでは詳しく検討する余裕がありませんが、とにかく言えることは、占領軍にとって日本人にフェミニズムを押し付けることは、まず押し付けることが目的だったということです。

アメリカで女性参政権が認められたのは1920年です。当時の欧米人は女性に参政権を認めることこそ文明国の条件だと考えていた。しかし西洋の女性尊重と日本の女性尊重は考え方が違います。西洋では女性は社会と家庭の両方で主導権がなかったため、西洋のフェミニズムは社会と家庭の両方で女性に主導権を持たせようとします。しかし日本の女性は政治システムからは排除されていたとしても、家庭では主導権があります。たとえば日本では主婦が家計を握り、夫は妻から小遣いをもらう習慣が一般的ですが、これは欧米人から見ると考えられないことなのです。

Is it a myth that a significant number of Japanese husbands hand over their salaries to their wives for management?(日本人の夫の大多数が妻にサラリーを渡すという話は本当なのか?)

Why male Japanese wage-earners have only 'pocket money' - BBC News(なぜ日本の男は妻から小遣いもらうのか? BBCニュース)

しかしマッカーサー率いる占領軍は、そんな日本の事情については何も知らなかった。おそらくそれまでに欧米が植民地にした、例えばインドなどの事情から考えて、たぶん日本も女性差別の国だろうと決めつけたのでしょう。この考え方を補強する文章がこちらにあります。

As helpless women of color, they became ideal candidates for American salvation and emancipation. The occupier's zeal for liberation of Japanese women from indigenous male domination was all-consuming and multifaceted.

アメリカ軍による解放と救済を示す上で、無力な有色人種の女性たちは理想の対象でした。後進国の男性優位から日本女性を解放するという占領軍の情熱は多面的で夢中にさせるものでした。

Feminism and the Cold War in the U.S. Occupation of Japan 日本占領政策におけるフェミニズムと冷戦

欧米の歴史は戦争の歴史です。つまり欧米人にとって女性は戦利品であり、戦利品だから所有物なのです。こちらの英語のページでは「なぜ女性は歴史的に男の所有物だったのか?」と聞いていますが、こういう発想は日本にはなかったと思います。「は三界に家無し」という言葉はありましたが、「所有されていた」との意味ではなかった。欧米人が女性の処女性にこだわるのは所有物だからであり、中世の日本男性がこだわらなかったのは、男女が平等だったからです(最近のオタクはこだわりますが、それはまた別の理由です)。

 

Angus McBride

 

占領軍は日本女性の選挙への参加、社会に出て仕事持つこと、家庭において夫に家事を手伝わせることなどを奨励しましたが、すでに男女平等だった社会において女性の権利を拡大させることは、男性の責任だけを重くして、なおかつ家庭から父親の権威を排除しました。これは父親の不在、母子密着の原因となり、もともと母子密着だった日本人はより一層、母子密着となり、父親を失った男の子は大人の男になれず、オタク化しました。この流れについてまたあらためて書きたいと思いますが、とりあえずここで強調したいことは、

  1. 日本は歴史的に男女平等の文化だ。
  2. 女性差別は歴史的にむしろ欧米のほうだ
  3. 日本人は占領政策によって、自分の国が女性差別の国だと思い込まされている

ということです。ただ、あらかじめ誤解が無いように言っておきますが、日本の男女が平等だったのは(男に所有されるという意味も含めての)所有権です。精神面はまた別ですが、それは次回に解説するとして、とりあえず日本人がセックスレスや未婚問題に取り組む第一歩は、まず占領軍フェミニズムの洗脳に気が付くことです。

Comments

今のアラフォー世代(いわゆる氷河期世代)の約4人に1人が非正規雇用だそうです。当時はバブル崩壊の影響もあった事でしょうが、男女雇用機会均等法が同時期に施行されたのも少なからず影響しているものと考えます(この法律こそがフェミニズムが社会に完全に浸透した証拠だと個人的に思います)。

現代の苛烈を極める就職戦争から分かる通り、雇用はパイの奪い合いですから女性が参戦してきたことで競争はさらに激化し、結果的に多くの男性が競争に敗れ、非正規雇用で糊口をしのぐ生活を余儀なくされたのではないでしょうか。
また、女性は競争に敗れても結婚し家庭に入る事で強い夫から包摂されるセーフティーネットがある一方、競争に敗れた男性にはそのような救済の手は差し伸べられません。あまつさえ上昇婚思考の女性達や高所得の男性から「負け組」というレッテルを貼られて追い打ちをかけられる始末です。
オタクが気持ち悪い、低所得、女にモテない等というスティグマを抱えているのは見た目だけの問題ではなく上記の様な社会背景があるのではないかと推測します。

私は幸運にも雇用に恵まれ、妻と夫婦となり子供を持つ事が出来ました。そのため日本と言う社会をどうにかして守っていきたいと言う帰属意識が強化されました。
しかし、社会から徹底的に冷遇された弱者男性達に私と同じように「日本への帰属意識を持て」、「社会に貢献しろと」迫るのはあまりに酷ではないかと最近強く思います。
社会から冷遇され、何も守るものが無い彼らが日本社会に反旗を翻すのは当然の結果であり、今後アラフォー未婚無職男性達が地方に徒党を組んで転居し、組織票による選挙で地方自治体を乗っ取るテロを起こしたとしても、私はあまり驚かないと思います。ああ、ついにこの時が来たか、と思うだけでしょう。

当然私はその様な結末を望みません、しかし弱者に寄り添う慈悲の心で願っているのではなく、私の子供が健全な社会で幸せな生活を営んでほしいと言う極めて独善的な欲望を背景としてそう願っているにすぎません。そういった意味では私はどこまで行っても個人主義なのかもしれません。

ミグタウやインセルは日本において一般の方から認知されていないと思いますが、今後はますます反フェミニズム運動は活発になるでしょうね。
弱者救済か、不当な抑圧への反抗か、共同体存続のための抵抗か、様々な立場の人達が様々な理由で動き出すことで少しでも良い方向に舵が切られればいいなと思います。
そして少しでも弱者男性が救済されることがあるといいですね。

コメントを追加

制限付き HTML

  • 使用できるHTMLタグ: <a href hreflang> <em> <strong> <cite> <blockquote cite> <code> <ul type> <ol start type> <li> <dl> <dt> <dd> <h2 id> <h3 id> <h4 id> <h5 id> <h6 id>
  • 行と段落は自動的に折り返されます。
  • ウェブページのアドレスとメールアドレスは自動的にリンクに変換されます。
CAPTCHA
この質問はあなたが人間の訪問者であるかどうかをテストし、自動化されたスパム送信を防ぐためのものです。
画像CAPTCHA
画像内に表示されている文字列を入力してください。